養成研修|江東区で開催がないので港区にて受講
今後成年後見の活動で、妹ちゃん以外の知的障がい者と直接関わることがあるのかと思います。
よその方とどう接したらよいのか、正直わからない面が多いからです。
その流れで昨年、かねてから欲しいと思っていた知的障害者移動支援従事者(ガイドヘルパー)の資格を取得しました。
毎月、東京都の『知的障害者移動支援従業者養成研修』をチェックしていましたが、2年半の間に江東区での開催は1回だけ(←日程が合わず)で業を煮やし、古巣の港区で昨年の11月に研修を受けました。
知的障がい者の場合、19時間の研修(講義13時間と演習6時間)を受けると資格は取れるのですが...全然足りない!
もっと情報も知識もほしい!というところで終わってしまいます。
姉ポが研修を受けた事業所では、最初は所長がよしと太鼓判を押すまでガイドヘルプに同行してくださいます。しかし姉ポはガイドヘルパー専業で従事しないので...
姉ポの方が『見学』として同行させていただきました。
下校〜学童の移動と、事業所企画の遠足。
そこそこ長めの時間触れ合えたので、やっとこ自信がつきました。
事業所のみなさま、ご一緒してくれたみんな、そして講師の先生方。ありがとうございました。
資格取得後|ヘルパーへの思い
姉ポが研修を受けた港区の事業所では特に小学生の送り迎えが多いようで、人手は不足しているようでした。
先ほど「ガイドヘルパー専業で従事しない」と書きました。
ここには、いろいろな思いが入り混じっています。
「社会資源として役に立てるならやりたい」という気持ちと、
「隙間時間はあるけれどエリアが近所でないと難しい」という現実と、
「成年後見活動のほうに力を入れなければ」という焦りと。
研修で得たもの|意思決定のヒント
以前東大で登壇させていただいた時、本人を無視した後見業務に対し「職業後見人が片手間にやっていい仕事ではない」というスピーチをしました。
本人の意思を尊重、つまり本人の気持ちを汲み取りたいのですがそれが一番難しい。
心から本人の意思をわかろうとしている後見人でも、本当に思いは受け取れないもの。
今回の研修で、理由や原因を探りかた、事例などを通し、多くのヒントを得ました。
以前よりも抵抗なく寄り添えそうです。
さいごに
自閉症の児童と接していて思ったのですが・・・

もし移動支援のサービスを母が生前に知っていたら、もっと外へ出ることができただろうに。
そう思うと切ないです。
親には自分を犠牲にしすぎず生きてほしかったな。