こんにちは。姉ポです。
CdLSで最重度知的障がいをもつ妹の成年後見人をしています。
身上保護において解決策がわからず悩んでいることのひとつ『入所者間におけるトラブル』がまたもや発生しました。
妹ちゃんが同じ入所者から叩かれて2度目の通院です。
◆ ◆ ◆
妹ちゃんがいる入所施設に、今年新しく入居された方がいます。
便宜上ここでは「新さん」ということにしましょう。
その新さんから、妹ちゃんがどうもロックオンされた様子。
新さんは大柄で激しめの特性をお持ちの若い方であると伺っています。
妹ちゃんを叩く理由として、ご本人に敵意はなく、
小さくてピョコピョコ歩く妹ちゃんをかまいたくなるのだそうです。
結果として叩くこともあるとのこと。
力の加減がわからない大柄な新さんから叩かれると、妹ちゃんなんて吹っ飛ぶレベルです。
身体・頭部に衝撃があった場合は、先日手術をして目に入れたレンズがずれて再手術が必要になる可能性があるので、眼科の診察をしていただくことになっています。
なので以前叩かれたときも同様に通院をしてもらいましたが、今回も目は無事だったとのことでよかったです。
とはいえ、床に転んで怪我をしたら生活が一変しますし、頭部を打てば命にも関わります。
さまざまな特性を持たれた方が生活する入所施設ですが、
暴力があっても「仕方ない」「悪気はない」で済まされては安全・安心な生活は送れません。
おかしな対応案
対策への案がまとまらず思考がおかしな方向にいってしまっているように思われます。
サ責さん(サービス責任者)いわく

担当者が反対しておりまして
あたりまえじゃ! ^^;
非のない妹ちゃんが、なんで軟禁生活をしなくてはいけないのでしょうか。

「いじめられてる子に学校へ来るな」
「詐欺にあう老人が悪い」
って言ってるようなものです
余暇を過ごすリビングルームは他にもあります。
そちらを活用できないものか伺ったものの

bla bla bla...
なんで何年も生活してる妹ちゃんが変更することになるの?
変更するなら入所して間もない新さんのほうでは?
いつもよくしてくださっているものの、もはや不信感すら湧きました。
もちろんサ責さんも事の重大さは認識されています。
でもね。
「妹ちゃんを逃す方法」をご検討くださっていることが、根本から違うと思うのです。

考えてはもらえませんか?!
問題行動を起こす方への対処を検討していかないと、
次の被害者がでたらまた逃す方向で考えるのでしょうか。
◆ ◆ ◆
問題は解決しないまま。
次の会議で議題に挙げてくださるそうです。
妹ちゃんに不利な対策がとられないよう担当支援員さんには頑張ってもらいます!
ふたりを同じ空間にいさせるならば、
施設職員らがどんなに気をつけて見ていてくださっとしても、
ふと目が離れる隙があるはずです。
そんな隙に事故は起こるので、未然の対策が必要。
姉ポの考えにはこの2つしかないです。
- 同じ空間にいさせない
- 新さんの興味を別のものへと移行させる
それに向けてご検討をお願いしたい。大事に至る前に。
日中活動での対策
妹ちゃんと新さんは同じ活動グループにされました。
グループは能力別で活動内容が異なるもので、一緒になることは止むを得えません。
本人たちに一番適した活動をさせてあげたいのは誰もが思うところです。
叩かれて1回目通院したとき、日中活動については対策いただき実行されていますので内容を記録しておきます。
- 同じ部屋内でも距離をとる
- 2人いる支援員は気に留めて見守る
- 妹ちゃんか新さんが席を立つ時は、支援員の1人が必ず付く
余暇時間と異なり人数も限られているせいか、その後は日中活動で接触されたという報告は受けていません。
気が緩んだときに事は起こるので、大変でしょうが引き続きお願いしたいところです。
さいごに

叩いているわけではないので
余計にツラい
日々支援をしてくれる支援員さんらも頭を悩ませていることと思います。
そのようななか、保護者の立場からは提案もなしには強く言えないのが現実です。
このような事例は他の施設にも多くあると思うのですが、後見人や親族にとって他の施設の情報を1から集めるのは結構な大仕事。
どう解決すべきなのか、他の例の情報を得たうえで検討したいです。
◆ ◆ ◆
本人の様子を常には見られないこともあり、心配事はつきません。
姉ポは朝起きると同時に妹ちゃんのことが心配になり涙がツーとなることも多々。
早く近くで見守れるようにならなければ妹ちゃんが死んでしまうのではないかと不安な姉ポでした。